政治・経済・社会

平成最後商戦

「平成最後」をキャッチフレーズにさまざまな企画や商品が街にあふれました。
この改元に合わせた祝賀ムードにあやかろうと、ブライダルや旅行業界はイベントやツアーを相次いで企画。
公的機関までもここぞとばかりに記念グッズを販売、売り上げを伸ばしました。
菓子業界もこぞって平成の味を惜しむようなパッケージを繰り出し、今年4月30日に賞味期限を迎える商品には「平成最後の○○」という名が。
クリスマスやハロウィーンのようにイベント化し、渋谷のスクランブル交差点や大阪の道頓堀も人であふれました。

統一地方選

第19回統一地方選。知事選などの前半戦と市区町村長、市区町村議選の後半と1ヶ月に及ぶ選挙戦が行われました。
現職が再選するなど自民党は前半後半ともに堅調。しかし、投票率の低さや無効票が問題となりました。
22日早朝に総務省が発表した統一地方選後半戦の平均投票率は、59市長選で47.50％。過去最低です。
283市議選が45.57％で、東京特別区の20区議選42.63%、66町村長選64.98%、282町村議選59.65%と相次いで最低を更新しています。
前半戦、後半戦ともに地方選への関心の低さが示されましたが、地方選挙は自分の住む街の舵取りを誰に任せるか1票を投じて選択する機会です。憲法に定められたもっとも大切な権利の1つなので、選挙に行ったことがないという方は次はでかけましょう。

スポーツニュース

日本卓球協会が国際卓球連盟に抗議文

ブダペストで行われた世界卓球女子ダブルス戦で、伊藤美誠・早田ひな組が中国の孫穎莎、王曼組に負けを喫しました。
日本ペアのサービスがネットに触れたとして審判が「レット」の判定。
大型スクリーンにはスローモーションで、ネットに当たらず相手コートに球が入る映像が流れ、2人がスクリーン映像を「見て」と審判に抗議しましたが、それでも判定は覆りませんでした。これを「誤審問題」として、日本卓球協会が国際卓球連盟に抗議文を送付。
審判の不可解なジャッジに強く抗議し、ビデオ判定の導入を求めています。

東邦高校（愛知県）が平成最初と最後のW優勝飾る

第九十一回選抜高校野球大会。甲子園球場で行われた決勝は、東邦（愛知）が習志野（千葉）を6-0で破り、1989年以来となる30年ぶり、5度目の優勝を果たしました。
平成元年の最初の大会で優勝した東邦。平成最後の大会でも王者になるという記録を残したことになります。
愛知県勢の選抜優勝は2005年の愛工大名電以来14年ぶり11度目。これで大阪府勢とともに首位に並びました。
今回エースで主将の石川昂弥投手が2点本塁打などで3点を先制。投げても相手の習志野ナインに二塁を踏ませず、97球で3安打完封と大活躍でした。

エンタメニュース

世界初！ブラックホールの撮影に成功

日米欧などの国際研究チームが10日、世界で初めてブラックホールの影を撮影することに成功したと発表しました。
ブラックホールの存在は約100年前にアインシュタインの一般相対性理論によって予測されていましたが、強大な重力で光さえも外に出られないため、観測が難しいとされていました。
研究チームは高解像度の電波望遠鏡を利用してブラックホールのごく近傍のガスが発する電波を精密に観測し、影絵のようにブラックホールを浮かび上がらせることに成功。中心が影のように暗くなっている画像が撮られました。
リングの直径は約1000億キロ。そこからM87の中心にあるブラックホールの質量は太陽の約65億倍だと算定できるといわれています。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天、2020年から5Gサービス開始

総務省の電波監理審議会（総務相の諮問機関）はNTTドコモ、KDDI（au）、ソフトバンク、楽天モバイルの4社が申請していた第5世代（5G）携帯電話サービスで使用する周波数の割り当てを認める答申を行いました。
今回の割り当て容認には「使いやすい料金設定を行うよう努めること」という条件がつけられており、各社は低廉な料金設定と普及に向けた設備投資の難しい舵取りを迫られることになります。
総務省に届け出た開設計画によると、4社は2024年度末までの5年間に5G基地局に合計1.7兆円弱の設備投資を実施する計画です。
総務省関係者は「開設計画の投資額は最低限のものが書かれており、実際にはこれよりは大きくなる傾向がある」とし、投資額はさらに膨らむとの見方を示しました。