政治・経済・社会
第126代目新天皇陛下が即位
30年あまり続いた「平成」が終わり、「令和」の幕が明けました。
平成天皇陛下は4月30日で譲位し、江戸時代の光格天皇以来202年ぶり上皇となられ、皇太子さまが第126代天皇に即位。
皇太子妃雅子さまと皇后さまは、それぞれ皇后、上皇后となられました。秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣（こうし）として、皇太子の役割を担われることになり、上皇さまは、これまで担ってきたほぼすべての公務を天皇陛下に引き継がれた形となります。
「即位後朝見の儀」では国民代表を前に天皇として初のお言葉を述べた陛下。その中で「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たす」ことを表明され、「国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします」と語られました。
今年10月から！幼保無償化＆大学無償化法が成立
幼児教育・保育を無償化する改正子ども・子育て支援法と、低所得者世帯を対象に大学など高等教育を無償化する大学等修学支援法が参院本会議でそれぞれ与党などの賛成多数で可決、成立しました。
幼保無償化が今年10月からで、大学無償化は2020年4月から始まります。財源は消費税率10％への引き上げ分。安倍政権が掲げる「全世代型社会保障」の柱となるこの法案は、夏の参院選に向けて成果を強調しています。
大学無償化は低所得者世帯を対象にした高等教育の授業料減免や返済不要の給付型奨学金の拡充など。
支給対象は年収が380万円未満の世帯の学生で、親の年収に応じて差を設けるとのことです。大学だけではなく短大、専門高等学校、専門学校が対象となります。
スポーツニュース
陸上男子100m、日本人2人目の9秒台
陸上男子100メートルでサニブラウン・ハキーム選手が、アメリカのアーカンソー州で開催された大会で9秒99（追い風1.8メートル）をマーク。2017年に桐生祥秀選手が出した日本記録9秒98に次ぐ、日本選手2人目・歴代2位の好記録となりました。世界選手権の参加標準記録（10秒10）と2020年の東京五輪の参加標準記録（10秒05）も破り、アメリカ・フロリダ大学を拠点にオリンピックを目指しているサニブラウン選手に期待も大きく膨らみます。
ガーナ人の父と日本人の母をもつサニブラウン選手は、2017年のロンドン世界選手権の200メートルでウサイン・ボルト選手を上回る史上最年少の18歳5ヶ月で決勝に進出、7位に入賞し、その年からフロリダ大学へ留学しています。
17歳プロサッカー選手、日本代表に初選出
6月に開催される、サッカー日本代表の強化試合に臨むメンバー27人が発表されました。
来年の東京オリンピックでも中心選手としての活躍が期待されているFC東京の17歳のミッドフィルダー、久保建英選手が初めて選ばれ、話題となっています。他、初選出となったのはサンフレッチェ広島の19歳のゴールキーパー、大迫敬介選手とズウォレの22歳のディフェンダー、中山雄太選手。
久保選手は「うれしいがびっくり」と語っており、森保監督は「年齢は関係なくいいパフォーマンスを見せていることが初選出につながった。彼が勝ち取ったものだと思っている。先輩の背中を見て学び、プレーを見て学び、言葉でいろんなことを伝えてもらい、成長につなげてもらえれば」とその成長に期待しています。
エンタメニュース
締め切り延長！オリンピック申し込み
その申し込みのしにくさに物議をかもしていた2020年東京五輪のチケット販売。
5月9日に申し込みが始まり、今回の抽選は国内在住者が対象で、28日に締め切りでしたが、27日夜から専用サイトへのアクセスが増え始め、28日夜には1時間をこえる待ち状態が発生。
混乱回避のために期限を当初の予定から12時間伸ばし、29日午前11時59分に再設定されました。 申し込みに必要なID登録件数は28日午前0時時点で前日比の約41万件増。締め切りが近づいたことで再び関心が高まったのでしょう。
東京五輪大会組織委員会が今後抽選を行い、6月20日に結果が発表されます。
ホリエモンロケット、民間単独で初となる宇宙空間に到達
実業家の堀江貴文氏らが13年に創業したスタートアップ企業ISTが手がけた観測ロケット「MOMO（モモ）」、通称ホリエモンロケット3号機が打ち上げに成功しました。
高度100キロメートルの宇宙空間に到達。国内企業が単独で開発したロケットが宇宙に達したのはこれが初めてとなります。
モモ3号機は全長10メートル、重さは約1トンの液体燃料ロケット。宇宙空間の重力や衝撃波などを測定する20キロの実験機器を載せていました。目標である宇宙空間(高度100キロメートル)を超えて高度113.4キロメートルに到達し、同5時53分に大樹町沖の太平洋に着水。
部品に汎用品を使うなどしてコストを抑え、今回の打ち上げ費用は数千万円と言われています。企業が低コストで宇宙開発を担う流れに弾みがつきそうです。