政治・経済・社会

新型コロナウイルスめぐる混乱

安倍総理の新型コロナウイルスの感染拡大防止のため表明した小中学校などへの全国休校要請。
北海道知事の週末の外出控えるようといった「緊急事態宣言」。
物品の流通困難、デマ情報などで揺れに揺れている日本。
国土交通省や厚生労働省が落ち着いた対策を呼びかける中、思い切った対策を行い、日本経済にまで影響を及ぼし、経済産業省が中小企業向けへの資金繰りを支援する事態に発展。東京オリンピックへの影響を考えた打算的な対策だという声も挙がっています。

楽天 vs 公正取引委員会

「送料無料」を「送料込み」の料金体系にするように求めている「楽天市場」。一定額以上を購入した場合の送料を無料にするということです。
そのため、3月18日から出店者に「送料込み」の料金形態にするよう求めていて、これを公正取引委員会が優越的な立場を利用した不当な要求に当たる疑いがあるとし、独占禁止法に基づく緊急命令を東京地方裁判所に申し立てたことになります。
「送料無料」も「送料込み」も実質的には同一のものと考えていると述べた公正取引委員会。
「送料無料化が予定どおりに実施されれば、出店者の自由な取り引きが阻害され、競争の基盤そのものに悪影響が生じ続けるおそれがある。しかし排除措置命令を出すには一定の期間がかかるため、それを待っていてはわれわれが違反だと考える行為が放置されることになると考えた」と申し立ての理由を説明しました。

スポーツニュース

羽生結弦選手スーパースラム達成

冬季五輪2連覇の王者である羽生結弦選手が、男子で初めてジュニア、シニアの全主要国際大会を制覇する「スーパースラム」を達成しました。
ショートプログラムで世界最高得点をたたき出し、フリーも1位の187.60点をマークして合計299.42点で四大陸選手権初優勝。
シーズン中に異例の演目変更をして話題を呼んだショートプログラムは冬季五輪2連覇を達成した「バラード第1番」。完璧な出来と言われ、優雅で力強く、繊細なパフォーマンスでした。フリーは四回転でミスもありましたが、別格の存在感。伝説を残してなお収穫と課題、得点の伸び代を感じさせる羽生選手。その努力と精神力は見習いたいところです。

東京五輪 柔道男女12人代表内定

金メダル獲得が期待される東京オリンピックの柔道の代表。
その内定選手発表の会見が全日本柔道連盟により行われ、男女合わせて12人が内定しました。
これまでの国際大会の実績などから検討され、今年の4月に福岡で開催される全日本選抜体重別選手権の結果を踏まえて決定する男子66キロ級以外の階級全てで内定選手が決まりました。
激しい代表争いの中でも2番手以下の候補選手との明確な差が付いたとして、選手を決定する強化委員会の出席者3分の2以上の賛成を得たということです。
僅差で壮絶な代表争いを続ける男子66キロ級丸山城志郎選手と阿部一二三選手。どちらが決まるか目がはなせません。

エンタメニュース

漫画「鬼滅の刃」が異例の盛り上がり

「週刊少年ジャンプ」にて連載中の吾峠 呼世晴さんによる漫画『鬼滅の刃（きめつのやいば）』が、異例の大ヒットを遂げています。
2016年から連載される本作の累計発行部数は、2019年11月時点で2500万部を突破し、2019年12月4日発売の第18巻は初版100万部を超える勢い。
2月4日に発売された最新刊19巻は初版150万出荷にかかわらず、どこにいっても売り切れているという状況です。
もともとじわじわとファンを拡大しながら、アニメ化によって一気に人気が爆発。今や舞台に劇場アニメ化、さまざまなメーカー、企業とのコラボ商品とその人気はまだまだ続きそうです。

5Gスマホ発表

昨年発売された次世代の通信規格5Gに対応したスマートフォン。韓国のサムスン電子や中国のファーウェイなどが先行開発していました。
そして、17日についに国内のメーカーではじめてシャープが5Gスマホを発表。
通信環境がよければ、現在10分程度かかる動画のダウンロードが数秒でできるとしています。
画面の大きさは6.5インチ。4つのカメラに高精細な8Kの画質で動画の撮影が可能。AIが人物や動物を判別して自動でズーム、再生する機能も設けられているとのことです。
携帯大手3社が3月以降5Gのサービスを開始することに合わせての発表となりました。価格は10万前後で国内外のメーカーのサービス、開発競争が一層激しくなるでしょう。