政治・経済・社会

改正健康増進法が施行

喫煙を規制する改正健康増進法が今月から一部施行されました。学校や病院、行政機関などの敷地内が原則禁煙になり、受動喫煙対策を強化した形になります。
しかし、例外規定もあり、全面禁煙になっていない施設も。
中央省庁や都道府県の本庁舎のうち敷地内を全て禁煙にしたのは、既に実施していた府県を含めて２省、１０都府県。多くは屋内の喫煙所を廃止する一方、既設の屋外喫煙所を継続使用したり、新設したりしています。
今後健康被害をなくすために方の趣旨に沿う対応がさらに必要になるでしょう。

参院選投票率50％切り

7月21日に投開票が行われた参院選。その投票率は50％を切り、過去最低だった1995年につぐワースト2位という結果になりました。
今回は春の統一地方選と参院選が重なる「亥年選挙」であり、投票率の低さが予想されていましが、西日本の豪雨と重なりさらに投票率が低くなることに。
総務省発表で48.80％でした。その投票率と相まって、自民・公明で改選議席過半数を獲得したものの、改憲発議できるラインである85議席には足らず。
期日前投票は最多であったにもかかわらず、投票率の底上げには至りませんでした。期日前に投票に行く人が増えた一方で、各候補の公約などを掲載した選挙公報が投票までに各世帯に届かなかったり、届くのが遅く感じたりするケースも増えているので今後の課題となりそうです。

スポーツニュース

ウィンブルドン男子ジュニアで初優勝

7月14日ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝が行われたテニスのウィンブルドン・ジュニア選手権。16歳の望月慎太郎が日本男子初の四大大会ジュニア制覇を果たしました。
男女を合わせた日本勢としては、1969年の全仏オープンとウィンブルドンのジュニアで女子シングルスを制した沢松和子以来、史上2人目になります。
錦織圭選手でも成し遂げられなかった、4大大会・ジュニアシングルスで日本男子初優勝という快挙。スーパーショットで観客を沸かせる16歳に今後も注目です。

日本男子3人目100メートル9秒台

ダイヤモンドリーグ・ロンドン大会の男子100メートルで日本歴代2位タイの9秒98（追い風0.5メートル）をマークした陸上短距離の小池祐貴選手。今年6月に9秒97（追い風0.8メートル）の日本記録をマークしたサニブラウン・ハキーム（米フロリダ大）、2017年9月に9秒98（追い風1.8メートル）を出した桐生祥秀（日本生命）に続いて3人目となります。
「ここで（9秒台を）出せないようだったら、世界選手権は戦えないと思っていた。そういうプレッシャーを自分にかけていた。（9秒台を出した時は）ああ、自己ベストいけた、と思いました。（9秒台は）出る時は出るので。もうちょっと速くなれる」と期待を持てる話をしています。

エンタメニュース

ジャニー喜多川社長が死去

芸能事務所「ジャニーズ事務所」創業者で社長のジャニー喜多川氏が9日、くも膜下出血のため東京の病院で死去されました。
事務所は「最愛の子供達の愛に包まれながら、人生の幕を下ろしました」と喜多川氏の死去を発表。喜多川氏の死去が報じられた直後から、ツイッターでは「#ジャニーさんありがとう」というハッシュタグのついたジャニーズファンの投稿が急増しました。
才能を見出す能力も評判だったジャニー喜多川氏は、常に舞台裏位に控え、決して撮影も許可せず。しかし、そのユニークさは「子供達」とされるジャニーズタレントたちから伝わってきていました。

小惑星リュウグウへの再着陸に成功

宇宙航空研究開発機構（JAXA）はこの日午前11時ごろ、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸したと発表しました。
現在、地球から約2.4億キロ先にある小惑星リュウグウ。電波が届くのに片道13分半かかります。そのため「はやぶさ2」は地球からの管制を離れて自らの判断で降下。予定のタイミングで着陸に成功しました。
砂や石を採取するため舞い上がらせる用の弾丸を発車できたことも確認できました。採取に成功したものとみられています。地中にあった砂などを採取できていれば世界初。
日本の技術力の高さを改めて証明し、宇宙探査で世界に存在感を示したことになります。