政治・経済・社会

日米貿易協定が可決・成立、来年1月1日より発効へ

日米間の関税を撤廃・削減する貿易協定が国会で承認されました。参院本会議が自民、公明両党などの賛成多数で可決。衆院を通過した協定は日本国内の手続きが終了し、日米での調整を経て2020年1月1日に発行される見通しとなっています。
環太平洋連携協定（TPP）の自由化水準内で農産物市場を開放することになる今回の貿易協定発効。米国産牛肉の関税は現行の38.5％から段階的に下がり、33年度から最終的に9％となります。米国は更に幅広い工業品の関税を撤廃削減。しかし自動車や自動車の部品の関税撤廃は見送られ、今後の交渉対象としました。

2020年7月よりレジ袋有料化へ

済産業省はプラスチック製買物袋の有料化に向け、容器包装リサイクル法の関係省令を改正するとともに、制度の円滑な実施に向けたガイドラインを公表しました。プラスチック製買物袋の過剰な使用を抑制することを目的に、消費者のライフスタイル変革を促すものとなっています。
費者に身近なレジ袋を有料化することにより、プラスチックごみの削減に向けた意識改革を目指すものですが、植物由来で環境負荷の小さいものであれば、レジ袋も有料化の対象から外れます。例えば、原料が植物由来でバイオマスプラスチックの配合率が25%以上だったり、微生物などの働きで分解される海洋生分解性プラスチックを使用していたりする場合です。また、厚さ0.05ミリ以上の繰り返し使えるレジ袋も対象から外れました。

スポーツニュース

フィギュアスケート男子ジュニア優勝日本人男子4人目

日本フィギュア界に新星が現れました。フリー1位の177・86点を記録して、歴代世界最高点の合計255・11点で優勝。2種3本の4回転ジャンプを跳び、シニア4位相当の高得点です。
佐藤駿選手は、世界歴代最高合計点を確認すると体全体を使って激しく喜びを表現。「ここまで点数が出るとは思わなかった。とても光栄なこと」と驚きを隠せませんでした。小塚崇彦選手、羽生結弦選手、宇野昌磨選手以来、日本人4人目の優勝です。
「まずは全日本で去年よりもいい結果を出すこと。将来の夢はオリンピックで優勝すること」と目を輝かせる有望若手選手に期待です。

競泳池江璃花子選手　パリ五輪に向け抱負

2019年2月に白血病と診断され都内の病院に入院して治療に専念してきた、女子100メートルバタフライなどの日本記録を持つ池江選手。

大晦日に自信のインスタを更新し、「2019年、競技からは少し離れましたが、たくさんの応援本当にありがとうございました。20年は今年1年の悔しさをバネにコツコツと頑張っていきたいです！」と新年への抱負を綴りました。
東京五輪は断念せざるを得ませんでしたが、2024年のパリオリンピックでのメダル獲得を目標に掲げています。

エンタメニュース

Foorin「パプリカ」がレコ大受賞

「第61回日本レコード大賞」でレコード大賞を受賞したFoorin「パプリカ」。平均年齢11.2歳の授賞で史上最年少の快挙となりました。
Foorinは小学3年～中学1年の5人組。発表の瞬間15歳以下はテレビに生出演できない時間帯であったため、所属レコード会社のソニー・ミュージック関係者が受賞盾などを受けるという異例の状況となりました。メインボーカルのもえのさんが電話で声だけの出演となり、「本当にみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。（メンバーの）みんなも見てくれていると思う。本当に嬉しいです」と授賞の喜びを伝えました。
「パプリカ」は翌日のNHK紅白歌合戦でも日本語版と英語版が披露されたことも話題となっています。

2019年度新語・流行語大賞

今年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の「2019 ユーキャン新語・流行語大賞」。
年間大賞に輝いたのはラグビーW杯日本大会のチームのスローガン「ONE TEAM（ワンチーム）」でした。 トップ10には「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ／しぶこ」「タピる」「＃KuToo」「◯◯ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」が選出。毎年のことですが、世代や趣味嗜好によって「なぜそれが」と突っ込みたくなる言葉と納得のいく言葉がノミネートされていました。
「ONE TEAM」の選定理由として「日本代表の快進撃と1個のボールを取り合う面白さは多くの人々を虜にした。テレビの視聴率はうなぎ上り、日本代表のレプリカジャージは完売し、ラグビーを始める子どもたちも急増した」と解説されました。