政治・経済・社会

止まらないコロナ第3波の勢い

2020年1月15日に国内の感染者が初めて確認され、10万人を超えたのが9ヶ月半後の10月29日。その後到来した「第3波」によって感染者の増加ペースは加速。
12月20日に20万人を突破しました。わずか52日で10万人増えたことになります。
このことで通常医療とコロナの医療体制の両立が困難な状況になると懸念されています。日々感染者の数が過去を上回り、関東や中部、関西各圏で感染者は増加の一途。
特に20～50代の感染者が多く、飲食の場面が感染拡大の主な要因になっていると専門家組織が指摘しています。

自主回収発表！珪藻土マットにアスベスト

家具大手「ニトリ」が湿気を吸収する能力が高い「珪藻土」のコースターやバスマットなどについて、2016年12月から2020年12月16日までに販売した9商品約241万個を自主回収すると発表しました。
法令の基準を超えるアスベストが含まれている可能性が高いことから、回収方法が案内されるまで廃棄しないように求めています。
普通に使用する分には問題ないですが、ヤスリで削ったり、割れたりした時にアスベストが飛び散る恐れがあるため、ビニール袋に二重に入れてテープなどで封をして保管することが無難です。
珪藻土マットに関してはホームセンター大手の「カインズ」でも自主回収しています。

スポーツニュース

高木美帆選手が5冠を達成

スピードスケートの全日本選手権で高木美帆選手が5冠を達成しました。
出場した5種目すべてで優勝した高木選手。特に女子1500メートルでは自身が持つ国内最高記録を0秒23更新する1分54秒08でフィニッシュし優勝しました。
また、女子5000メートルにも出場し、2010年以来破られていなかったリンクレコードを更新する7分7秒33をマークして優勝。
高木選手は「3日間で5種目に出るということで、気持ちが張り詰めていたがいまは緊張の糸がきれて放心状態だ。5冠を達成したことより、5本を滑りきったことのほうが達成感がある。全体を通してやりきったという意味では満足している」とコメントしています。

ダルビッシュ パドレスに移籍を発表

メジャーリーグベースボールナショナルリーグ中地区所属のシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が、西地区のサンディエゴ・パドレスにトレードで移籍することが決まりました。
29日にカブスとパドレス双方から発表があり、カブスからダルビッシュ投手とキャッチャー、パドレスからザック・デイビーズ投手など5人がトレードすることになります。
今シーズン8勝をあげて日本選手初の最多勝に輝き、サイ・ヤング賞の投票でも2位に入るなどカブスのエースとして活躍したダルビッシュ投手。
「前日にパドレスがレイズのスネル投手を獲得したので、自分の移籍はもう無いなと思っていた。カブスが大好きなのでさみしい気持ちはあるが、チームは変わってもやることは同じなのでこれから調整をしっかり始めてケガのないように来年のキャンプを迎えたい」と話しました。

エンタメニュース

劇場版「鬼滅の刃」の興行収入が国内歴代1位に

映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の興行収入が国内で上映した映画の歴代興行収入ランキング1位になりました。
公開から73日間の累計観客動員数は2404万9907人、興行収入は324億7889万5850円。これまで歴代1位だった「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を超えました。
また12月26日から全国82の劇場で「MX4D」「4DX」上映も始まり、映画のシーンに合わせて客席のシートが前後左右上下に動き、香りや風、霧などのエフェクトで臨場感を高めていることからさらに活気付いています。
映画を制作したufotableがツイッターにお礼メッセージを投稿すると、視聴者から「おめでとう」「素敵な作品をありがとう」といった声が相次ぎました。

今年の漢字は「密」

日本漢字能力検定協会の一年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表されました。
今年の漢字は「密」。20万8000票あまりの応募の中から選ばれました。
日本漢字能力検定協会は「密」が選ばれた理由として、「新型コロナウイルスの感染拡大で「3密」ということばが使われ、多くの人が常に「密」を意識しながら行動するようなったことや、離れていてもオンラインなどで大切な人との関係が「密」接になったこと、それに、政界や芸能界では内「密」や秘「密」が多かったこと」を挙げています。
清水寺の森貫主は「漢字を本尊に供え、世界的な新型コロナの被害でお亡くなりになった方のご冥福を心からお祈りし、来年はぜひいい年でありますようにと祈念しました。密という字には親しみという意味が含まれているので、物理的には離れても心はさらにしっかりしたつながりをもっていきたいです」と話しました。