政治・経済・社会
パリ同時多発テロ事件
13日（金）、フランスのパリとサン＝ドニで銃撃戦と爆発が同時多発的に発生しました。
現地時間21：00頃、男子サッカーのフランス対ドイツの試合が行われていたサン＝ドニの「スタッド・ド・フランス」スタジアムの入り口付近や、近隣のファストフード店が爆発。21：30頃にはパリ10区と11区のレストランやバーなど4か所で発砲があり、犯人らはロックバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」のコンサートが行われていた「バタクラン劇場」を襲撃し、観客に向けて銃を乱射した後に観客を人質にして立てこもりました。
最終的に129名が命を落とす大惨事となった今回の事件の直後、フランス政府は非常事態宣言を発令。集会の自由を制限したり、裁判所の令状なしに家宅捜査を行ったり、市民に外出禁止を命じることが出来るなど、この宣言によって政府は市民権を制限することが可能に。
フランス国民は1月に起きたシャルリ・エブド襲撃事件の時よりもはるかに大きい不安感や絶望感を抱いています。
なお、この事件を受けてフランス南西部のボルドーで開催中だったフィギュアスケートのグランプリシリーズ・フランス杯が14日に中止となるなど、スポーツ界にも影響を及ぼしています。今大会の男子ショートプログラムで自己ベストをマークして首位にいた宇野昌磨選手をはじめ、選手たちに世界中が多くの同情を寄せました。主催者側からは選手団に「これは戦争である。スポーツは平和のためにある。立ち向かっていきたい。」との説明があったということです。
半世紀ぶりの国産旅客機が初飛行
11日午前9時35分、三菱航空機が開発を進める国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」が、愛知県の県営名古屋空港を離陸しました。
関係者や報道関係者など約350人が見守るなか太平洋側の空域で飛行試験を実施し、MRJは午前11時過ぎに同空港へ着陸。この飛行試験機初号機には、機長と副機長に計測員3名を合わせた計5名が搭乗し、上昇や下降、左右の旋回など基本特性の確認が行われたとのこと。
ブラジルの「エンブラエル社」とカナダの「ボンバルディア社」の2強が圧倒的なシェアを持っている小型機市場において、日本政府から500億円の開発予算をつぎ込んだ国家プロジェクトでもある「日の丸ジェット」が、どこまで世界市場に食い込めるか、世界から注目が集まっています。
スポーツニュース
世界野球プレミア12
野球の世界ランキングトップの12カ国が参加する、野球の国際大会「WBSC世界野球プレミア12」が、8日(日)～21日（土）に日本と台湾で行われました。
我らが侍ジャパンは大会初日の8日の韓国戦から16日のプエルトリコ戦まで、対韓国5-0・対メキシコ6-5・対ドミニカ4-2・対アメリカ10-2・対ベネズエラ6-5・対プエルトリコ9-3という無敗の好成績で勝ち進んでいましたが、19日に行われた準決勝で韓国に3-4で惜しくも敗れました。しかし、21日の3位決定戦ではメキシコに11-1で圧勝。世界に日本の野球のレベルの高さをアピールしたところで、大会は無事幕を下ろしました。
また、今大会で圧倒的な強さを見せた大谷翔平投手と中田翔一塁手が、大会よりベストナインに選出されました。
浅田真央選手 復活首位・羽生結弦選手 世界新
北京で開催されたフィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦の中国杯で7日、女子フリーで浅田真央選手が合計197.48点で優勝しました。
前日のショートプログラムで1位だった浅田選手は7日のフリーでは3位という結果に。しかし、今回の優勝で韓国のキム・ヨナ選手を抜いてグランプリシリーズ8連勝。通算勝利数も日本選手最多の15回となりました。
また、長野市で28日に行われたグランプリシリーズ最終戦であるＮＨＫ杯において、前日のショートプログラム106.33点という世界最高得点で首位にいた羽生結弦選手が、フリーでも世界最高得点となる216.07点をマーク。合わせて322.40点で優勝しました。どちらもノーミスの演技を披露した羽生選手は、それまでパトリック・チャン選手の持つ295.27点を大幅に更新する史上初の300点台を叩き出し、世界中を感動と驚きの渦に巻き込みました。
婚活でも最高得点を付けてもらえるような演技力が必要かも？！
エンタメニュース
お笑い芸人 ひったくり犯捕獲
4日、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平さんがひったくり犯を捕まえて話題になりました。JR新宿駅の東南口で、女性からバッグを奪った男に体当たりをして取り押さえ、バッグを取り返したとのこと。
当日14：30頃、現場のすぐ近く新宿ルミネ内にある「ルミネｔｈｅよしもと」に出演後、長田さんは食事に行こうとして後輩芸人と一緒に歩いていたところ、「ひったくり！」という女性の叫び声が聞こえたため犯人の男を追いかけ、ひるむことなくタックル。人通りの多い場所だったころもあり、長田さんに押さえつけられた男はたくさんの通行人に囲まれた現場ですぐに観念。間もなく警察官が現場に到着し、犯人はそのまま新宿警察署へ連行されたそうです。
今回、高校時代には陸上部で走り幅跳びの選手だった長田さんの、持ち前のスピードとバネが十分に生かされたようです。長田さんは「後輩にネタですか？と言われましたが、本当ですから！」と話しています。婚活パーティーでは、長田さんのように時には勢いよくタックルすることも必要かもしれないですよ。
