
ベルギー連続テロ事件
またもや凄惨な事件が発生しました。ベルギーのブリュッセル国際空港、および首都ブリュッセルの地下鉄マールベーク駅にて連続してテロが起こり、死傷者は300人以上にも及んでいます。
22日午前7時58分、出発ロビーのカウンター付近で最初の爆発が、9秒後に隣りのカウンターで爆発が続いた模様。そのおよそ1時間後にも地下鉄のマールベーク駅にて爆発が起こりました。
監視カメラには空港で3人、地下鉄駅では2人犯人の様子が映っており、そこから容疑者が割り出され、今回の2か所の爆発は自爆テロだったことが判明しています。空港での自爆がイブラヒム・バクラウィとナジム・アシュラウィの2人で、地下鉄駅での自爆はイブラヒム容疑者の弟であるハリド容疑者。なお、捜査当局が空港の監視カメラに写っていた残りの1人、白っぽい上着に帽子姿の男は生きて逃走したと見て行方を追っていました。後日ファイサル・シェフ容疑者を逮捕。地下鉄の監視カメラに写っていたもう1人の人物もファイサル容疑者である可能性が高いと見ていましたが、嫌疑不十分で釈放されています。
今回死亡した容疑者について、昨秋のパリ同時多発テロの実行犯たちとの繋がりも明らかになっていて、難民やイスラム教徒への差別や偏見が懸念されています。

山陽道トンネル多重事故
17日午前7時30分頃、広島県東広島市志和町の山陽自動車道下り線八本松トンネル内で、車12台が絡む多重事故が発生しました。
全長844mで、片側2車線の八本松トンネル下り線。事故はトンネル出口から約200m付近で起こり、車両5台が炎上しました。火は約2時間後に消えましたが2人の死亡と約70人の負傷者が確認されています。多重事故は、トラックがトンネル内の渋滞へ減速せず追突し発生。横転した車もあったようです。
トラックを運転していた皆見成導(みなみなりみち)容疑者は警察の調べに対し、「事故当時、寝ていました」との供述をしていることが明らかとなっています。