
EU金融支援STOPにギリシャ財政破綻の危機
「借りたお金は返すもの」。当然のことです。
しかし、その当たり前のことすら放棄しようとする国の姿勢に、EU各国は業を煮やす事態となっています。
莫大な借金を抱えるギリシャは、EUやIMFから大幅な歳出削減や増税といった緊縮策を要求され、これまでも財政再建を図ってきたのですが、何分こののんびりとしたお国柄です。なかなか前に進まず今日に至ってしまったわけです。
ご存じ、南欧と言えばシエスタというお昼寝文化が根強く残る大らかな地域。時間にルーズであまり働かないという不名誉な言われ方もよくされます。納税意識も低く、国家はまさに火の車状態。6月末日の返済期限にも当然対応出来るはずもなく、ATMからお金が引き出せなくなる事態になり、首相の開き直り発言が波紋を呼びました。
EU離脱か残留か。
背後に見え隠れする中国やロシアといった強国とのパワーバランスをも考慮に入れると、そう簡単に解決できる問題ではない深刻な問題として、今後もその動向を見守る必要がありそうです。

軍艦島をはじめとする23施設『明治日本の産業革命遺産』が世界遺産登録決定!
昨年に引き続き、今年も日本で世界遺産がまた一つ登録され、祝賀ムードに沸きました。今回登録されたのは、長崎県の軍艦島をはじめとする、明治日本産業革命を象徴する23施設。例えば、有名な福岡八幡製鉄所や三菱長崎造船所、その他九州5県、山口県、静岡県、岩手県にある歴史的価値の高い産業遺跡もまとめてリスト入りしました。
中でも“廃墟マニア”の間では随分前から人気の高かった長崎県の軍艦島は、当時の繁栄ぶりが時折フラッシュバックしてきそうなほど、今でも生活感がそのまま感じられる大変リアルなもの。海の上にポツリと浮かぶ小さな小さな島の上に、東京の人口密度の約9倍もの人がこの場所で日々の生活を営んでいたというから本当に驚きです。
石炭と鉄鋼により、猛烈な勢いで西洋文明が根付いていった明治時代。こんな狭い場所に、当時としては異例とも言える7階建ての高層マンションが建設され、他にも学校や病院、寺院に映画館までもが林立。小島ながらそこにはもう立派な都市として機能していたようです。現在“モノづくり日本”の礎を築いたこういった産業遺産は、今後も大切に保存しなければならないですね。 婚活パーティーの会話に、そしてアドベンチャーデートに、軍艦島ツアー、参加されてみてはいかがでしょうか?