男性を上手に立てられる女性
男性は女性に頼ってもらえた時に、自分の価値を再確認します。
どんな小さな事でも、「必要とされたい」ものなのです。
よくある男性からの別れ言葉に「君は強い女性だから、俺がいなくても大丈夫」というものがありますが、男性が女性に頼りにされていないと感じた時、一緒にいる意味を見いだせなくなってしまうからなのです。そこで、男性を上手に頼って立場を立てるようにする、という事が重要になってきます。
男性を立てるという事は、何も古き良き時代の「3歩下がってついていく」
「服従していく」という事ではありません。
これは誤解です。男性に「頑張ってもらう」という気持ちにさせる事が大事なのです。
男性が仕事を頑張る=家庭の年収があがる(安定する)=家庭円満!という事と考えられます。ちょっと安易な考えかも知れないかもしれませんが、“男性を立てれる女性”はとても重宝(女性をモノみたいに例えて申し訳ないですが)されるものです。
1990年(平成2年)に発表された「あげまん」という言葉ですが、この言葉の意味は“男性に幸運をもたらす”“男性の運を向上させる”という意味があるそうです。これは伊丹十三監督の同タイトルの映画によって世の中に定着したのですが、この映画では愛した男性に何故かツキをもたらす女性を描いています。ツキとか幸せにするっていう、占星術的な話になるのは避けたいのですが、少なからずこのいう女性は世の中にいるそうです。
男性の上手な立て方とは
まず男性の何をくすぐるといいいのか。それは「自尊心」と「社会的評価」です。
まず男性の自尊心とは?それはスタイルの良さでもオシャレなセンスでもない、「仕事」です!
男性のアイデンティティーとも言える「仕事」を褒める事で、男性は俄然やる気が出ます。とは言っても、なかなか同じ職場の事でもない限り男性の仕事については分かりにくいですよね。
彼女、奥さんからすれば、何でこんなに会議してるの?何でこんなに遅くまで仕事してるの?と、疑問ばかり。
2人の時間が彼(旦那)の仕事で減ってしまうようで、なかなか理解が出来ません。仕事に彼を取られているようで、ヤキモチを焼いてしまいそうになります。
ですが、そこはぐっとこらえて「私の為に頑張っているんだ」だと思いましょう!「仕事を頑張っているあなたを尊敬してますよ」というスタンスを持つ事が大事です。仕事を頑張っている彼を認めてあげる事が男性の自尊心をくすぐります。ポイントとしては内容について深く聞かない事。簡単に「お仕事お疲れ様」(この“お”を付けるとグッド)と男性をねぎらってあげましょう。
また、「社会的評価」についてですが、これは「○○さんがあなたの事を褒めてたよ」と周囲が認めている事を(どんなに細かい事でも)男性に教えてあげる事です。嘘はいけませんが、誰かが褒めていた事をくまなく伝えてあげましょう。自分自身の事が周囲からも褒められている事を男性が知ると「社会的評価が高まっている」と感じます。そういう嬉しくなる言葉をくれる女性に男性は魅かれるものです。
男性は仕事の成功、また失敗に一喜一憂し人生を重ねて行きます。残念な事に積み重なるものは愛の暮らしではなく仕事の実績です。そういう男性を女性は理解してあげましょう。どんな時でも傍らにいて嬉しそうに、幸せそうにしている女性はいつまでも愛されます。男性にとって“価値ある女性”とは、“自分が必要とされていると実感している”女性なのかもしれません。